競売の取り下げとは?

競売になってしまった場合に、競売を中断するための手続きを、競売の取り下げと呼びます。

競売を申し立てた債権者が、競売を取り下げる書類を作成し、それを裁判所提出することで取り下げが出来ます。

ただ、何の理由もなく取り下げをしてはくれませんので、債務者が任意売却等を選択して、債権者に配分等により一定の金銭を支払いすることを約束して、それに債権者が承諾した場合に、取り下げに向かって動くことになります。

取り下げは、不動産の決済(引き渡し)の当日に行います。

債権者はこの決済の際に、配分金額の支払いを確認できたと同時に、取り下げの書類と抵当権の抹消の書類を引き渡ししてくれます。

この際、債権者にもよりますが、書類を決済を担当する司法書士に預けるなどして、司法書士が登記の申請と平行して、取り下げの手続きを行います。

債務の支払いと取り下げ書類の授受、所有権の移転登記と取り下げの申請、これらが同時に履行されることが前提になりますので、どちらか一方のみが先行するということは、基本的にはあり得ません。

これにより、競売の手続きが停止したうえで、不動産の所有権も新所有者に移転されることになります。